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新しい宇宙産業の、幕が開く ADRAS-J

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Astroscaleは、
人と地球と宇宙の持続可能性
「スペースサステナビリティ」の
実現を目指しています。

17のゴール・169のターゲットから構成される持続可能な開発目標(SDGs)の4割以上は、実は宇宙技術を必要としています。衛星データの利用は通信、交通管制、気象観測、災害監視、測位、農業、金融など、社会のインフラとして日常生活に密接に関わっているためです。

しかし、宇宙空間では、役目を終えた人工衛星や打上げに使われたロケットの上段、それらの破片などがスペースデブリ(宇宙ゴミ)となり、地球の周りを猛烈な速さで飛んでいます。その数は年々増え続け、ニアミスや衝突が発生。連鎖反応的な衝突がいつ起きてもおかしくはなく、数百年間、宇宙を利用することができなくなる可能性があります。「スペースサステナビリティ」を実現させるためには、このような悲劇を食い止める必要があります。

スペースサステナビリティについてはこちら

軌道上サービスの
リーディングカンパニーへ。

宇宙産業のグローバル市場規模は2040年に100兆円を超えると言われています(※1)。ビジネスの分類としては「宇宙を人類が活用するビジネス」「宇宙に人類が進出するビジネス」「宇宙活動を支えるビジネス」の3つ。アストロスケールは「宇宙活動を支えるビジネス」に分類される軌道上サービスのリーディングカンパニーを目指しています。

※1 https://www.morganstanley.com/ideas/investing-in-space

【出典:日刊工業新聞社「ニュースイッチ」、SPACETIDE】
宇宙ビジネスの分類。日刊工業新聞社「ニュースイッチ」 記事(2023年1月)とSPACETIDE『COMPASS vol.7』(2022年10月)を元にAstroscaleが作成

2013年の創業以降、7回の資金調達で累計調達額は約445億円となり、たくさんの投資家の皆さまから大きな期待をいただいています。

世界初・商業デブリ除去実証 ADRAS-J
ミッション

世界初、既存スペースデブリ(宇宙ゴミ)への安全な接近と近距離での観測を行い、デブリの状況を調査。
ターゲットは、2009年に打ち上げられ、切り離され、宇宙空間に残された実際の日本のロケット上段。

ADRAS-Jミッションの意義

宇宙に数多く残されている過去に打ち上げられたロケットの上段などの大型スペースデブリの除去に向けた大きな第一歩。
また、デブリの除去だけではなく、運用中あるいは故障した人工衛星に対する軌道上サービス(軌道変換サービス、燃料補給サービス、 故障コンポーネントの交換サービス等)への応用の実現可能性を示すミッション。

日本政府が2021年11月に公表した「軌道上サービスを実施する人工衛星の管理に係る許可に関するガイドライン」を踏まえ、安全性や透明性のための措置を講じる。

JAXAとアストロスケールのパートナーシップ型契約によるプロジェクト。また、マーケティングパートナーとして7社との契約を締結。

MARKETING PARTNERS

  • HULIC
  • Yousen Logistics
  • mizuho

ADRAS-Jの
コア技術

ADRAS-Jミッションでは、
①から⑤までを実証

対象となるデブリへのRPOを実施し、接近・近傍運用を実証し、長期にわたり放置されたデブリの運動や損傷・劣化状況の撮像を行います。デブリ環境をより正確に把握するための観測データを提供。捕獲・軌道離脱を除くすべてのRPO過程を実証します。

JAXA CRD2
プログラムについて

CRD2(Commercial Removal of Debris Demonstration)は、深刻化するスペースデブリ問題を改善するデブリ除去技術の獲得と日本企業の商業的活躍の後押しの二つを目的とするJAXAの新しい取り組みです。日本由来の大型デブリの除去を、民間企業と協力して実施することで、スペースデブリの積極的除去(Active Debris Removal: ADR)の具体的な進展と、日本企業の軌道上サービス市場への訴求力向上の実現を目指しています。アストロスケールはCRD2のフェーズ1の民間実施事業者として選定され、JAXAと共に取り組んでいます。

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