未来を予測し、行動することができる。
未来は、行動次第で書き換えることができる。
私たちには見える。
宇宙空間に放置された大量のゴミが
人工衛星と衝突を起こし、日常が脅かされる未来。
子どもたちが今より不自由な暮らしを強いられ、
宇宙開発という人類の可能性が絶たれる未来が。
それは、遠い宇宙の話でも、
遠い未来の話でもない。
それは、誰かが行動を起こさなければ、
必ずやって来る。
だから私たちがやる。
日常も、子どもたちも、夢も。
人間が人間であるために大切にしてきたものは、
持続可能なほうがいいに決まっているのだから。
#SpaceSustainabilityは、「人と地球と宇宙を持続可能にする」ための活動です。
気候変動や海洋プラスチックゴミなどのサステナビリティの課題は、
国や一部の限られた人ではなく、一人ひとりの個人が日々の暮らしの中で考えるようになりました。
同様の課題として、スペースデブリ(宇宙ゴミ)について
みんなで共有し、解決していくことがこの活動の目的です。
宇宙は、森や海や川のような、大切な天然資源。
そして、私たちの日常は宇宙の軌道を航行する
人工衛星から送られてくる様々なデータに支えられています。
おいしいお米や魚や野菜を食べたり。好きな場所まで安全に移動したり。
離れた人とコミュニケーションを取ったり。災害情報をいち早く手に入れたり。
宇宙を持続可能にすることは、私たち自身、そして子どもたちや孫の世代が
安心して日常を暮らしていくために、今すぐに取り組まなければいけないこと。
宇宙空間のあるべき姿は、地球上のあるべき姿と変わりません。
ゴミが出れば、ゴミ収集車が集める。道路で故障車が出れば、レッカー車が移動させる。
そんな、あたりまえを宇宙でつくることが、今、求められています。
アストロスケールは、スペースデブリ除去をはじめとする
軌道上サービスに取り組む企業として、
#SpaceSustainabilityを広め、みなさんと一緒に考えていきたいと思います。
スペースサステナビリティの最新活動レポートを随時更新していきます!
スペースデブリとは、軌道上に放置された不要な人工物体。
私たち人間が打ち上げ、使用済みとなった人工衛星やロケットの部品、
それらが衝突し発生した破片など、大きさ10cm以上のものだけでも
40,500個程度存在することが推定されています。
2024年6月現在、運⽤中の⼈⼯衛星が約10,000機以上。
さらに、民間による宇宙開発の活発化、とくに衛星コンステレーションビジネスの成長により、衛星の数は急激に増えて今後、宇宙は急激に混雑化が進み、スペースデブリによるリスクがますます高まります。
2024年2月に打ち上げられた商業デブリ除去実証衛星ADRAS-J(アドラスジェイ)。過去に打ち上げられデブリとなったロケットの上段への接近と観測を行い、デブリ環境を調査する世界初のミッションです。このミッションは、JAXAとのパートナーシップ型契約です。また、日本政府が2021年11月に公表した「軌道上サービスを実施する人工衛星の管理に係る許可に関するガイドライン」を踏まえ、安全性や透明性のための措置を講じます。軌道上サービスの商用化に向けた大きな一歩であり、アストロスケールのミッションである“長期的かつ持続可能な宇宙利用の実現”に向けた大切なミッションです。
2021年3月に打ち上げられた、デブリ除去技術実証衛星 ELSA-d(エルサディー)。スペースデブリの捕獲と除去に必要なコア技術を実証する世界初のミッションです。ELSA-dの正式名称は、End of Life Service by Astroscale-demonstration。アストロスケールが提供するサービスの中でも、EOL(End of Life Service)を実行する機体です。EOLとは、衛星運用者向けの衛星回収サービスで、打ち上げ前の衛星に、回収するためのドッキングメカニズムを備えることで、運用終了時の回収を可能にします。役目を終えた衛星を軌道から離脱させ、軌道の安全な使用維持、宇宙の持続利用に貢献していきます。
アストロスケールは、宇宙機の安全航行の確保を目指し、
次世代へ持続可能な軌道を継承するため、
スペースデブリ(宇宙ゴミ)除去を含む軌道上サービスに
専業で取り組む民間企業です。
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